先日、こんな記事を見かけた。

中年男性の7割が「人生つまらない」…「普通の人生」に潰され、家族のためにひたすら働く | ビジネスジャーナル

記事のタイトルとあまり結びつかない気もしてならないが、お笑いコンビ髭男爵の山田ルイ53世の少年時代にとあるウンコもらし事件から引きこもりになり、それまで順調だった人生が一変したと書かれてある。

山田ルイ53世の少年時代の体験からなにが言いたいかと言うと、それまで学業、スポーツと優秀で、かつクラスの中心人物だった自分がこの事件をきっかけに、普通の人生から外れてしまったという。

ヒキコモリ漂流記という著書を読んでいないため、普通の人生から一歩外れた人生をどのように解釈しているのかはわからない。

しかしなんとなくこの記事をキッカケに「人生」とか「生き方」みたいなものを僕なりに考えてみたので書いてみた。

少々長くなりますがよければお付き合いください。

卒業→就職→結婚→定年が本当に普通の人生なのか?

この一文には軽いカルチャーショックを感じた。

僕自身も山田ルイ53世と同じように引きこもり経験者だ。しかも小学校1年生から中学校を卒業する年齢になる16歳まで引きこもっていた。当然人生において「卒業」を体感したことは一度もない。(厳密に言えば小・中学校の卒業証書はあるらしい)

18歳の頃に就職はしたが、アルバイトをしていた営業会社からそのまま社員となったので、俗に言う就職活動などはやったこともなければ「就職」というのが人生の一大イベントであるという感覚もない。

25歳の頃、一度結婚もした。しかしその1年半後に離婚した。

これはとても辛いできごとではあったが、後悔はないし離婚を経験したことで人生を踏み外したとも思っていない。

24歳で1度目の独立を経て、30歳で今の会社を設立して2度目の起業。

このまま普通に60歳で定年を迎えるとは到底思えないが、普通に迎えたいとも思っていないのが本音なとこ。

恐らく世の中年男性諸君は夢や希望を忘れている

こんなことを言えば、多くの中年男性の方々を敵に回してしまいそうだが、最近よく思う。

男はいくつになっても子どものまま

いくつになっても夢やロマンを追い駆けたいし、少年のように目の前にある興味関心があることに無我夢中で没頭したい願望があるはずである。そしてできればしがらみや束縛なく自由に生きたいと思っている。

しかし家庭を持てばそうはいかない。

なぜなら自分1人の人生ではなくなるから。

これは僕自身も1年半だけ経験した結婚生活から実感した。

一家の大黒柱となり生計をたてながら、奥さんの期待に応えていかなければいけない。

「家族を幸せにすることが俺の幸せ」という考え方は全く否定しない。

しかし男が男らしく、女性にはない男性ならではのポテンシャルを引き出すためには、大前提として楽しむことが必要なのではないかとどうしても思ってしまって仕方がない。

ではなんのために家庭を持つのか

もうこうなってくると話は変に奥深くなってしまってややこしい。

ちなみに大前提として僕は結婚願望ありありである。

今年32歳になるが幸せな家庭を築きたいと思っているし、大好きな奥さんの尻にしかれつつも愛する奥さんと子どものために自分ができることを必死にやりたいと思っている。

だが自分の全てを捨てて捧げることが家庭を持つことだとは思わない。

理想といえば理想かもしれないが、女性が男性化、男性が女性化している時代と言われているが、とは言っても奥さんになる女性は男性には最高のパフォーマンスを発揮してもらい、雄としての本能で頼もしく引っ張っていってほしいと本質は思っていることは変わらない(と思いたいw)はずだ。

不景気な時代が男性を弱気にさせているのか?

今の時代、確かに生きることは不安との向き合いの連続である。

僕と同じくらいの世代になると日本の高度成長期やバブルの時代を生きたことがない。

「不景気」と叫ばれる中で成長してきた世代であり、経済的不安、社会的不安は常にとりまいている。

そうした時代背景が一家の稼ぎ頭であるべき男性のプレッシャーとなり、草食化や自分を押し殺して家庭の顔色を伺いながら生きることが当たり前となっているのではないだろうか。

最初に紹介した記事によると

35~49歳の中年男性300人を対象にした調査では、普段の生活で「つまらない」と感じる頻度が「増えている」「どちらかといえば増えている」という回答が72%にも達している

のだそうだ。

72%という数字は絶句もんだ。

僕は起業した大きな理由のひとつが、僕よりも下の世代(20〜25歳くらい)の人たちが

  • 多様化したコミュニケーション疲れ
  • 大量の情報に身動きできなくなっている
  • 夢を見づらい時代背景

を感じているのではないかと感じ、そんな人たちが楽しみながら最高のパフォーマンスを発揮してもらう場所を作りたいと思って会社をつくった。つまり僕よりもさらにもっと若い人たちに貢献したいという想いが強かった。

しかし実際は年齢は関係ないらしい。

35〜49歳の中年男性と呼ばれる世代も同じような悩みを持って生きているのだ。

 

実をいうと、僕の周りでも当然その流れは感じている。

あるとても身近な存在の人もこの記事に書かれているように恐らく感じているのではないかと、この記事を読んでいて自然に顔が頭に浮かんだ。

その彼とは幼少期から同じ時間を過ごしていて性格はよく知っている。

しかし若くして家庭を持ち、まだ20代でありながらもやはり家庭のプレッシャー、年収を上げて安定した生活を送らなければというプレッシャーに押しつぶされそうになっているようだ。

プレッシャーが全てにおいて悪いとは思わない。

僕もまだ2年目に入ったばかりの会社を回していくのに日々プレッシャーと戦っているつもりでもある。

資金繰りに苦しくて頭抱えてる日もあれば、それこそたった1人の家庭を守るために給与を払い続けること、会社として保証をしていくことにはプレッシャーを感じている。

 

ただここで僕が問いたいのは、苦しみを伴うとしても、本当に楽しんで生きているかということだ。

もしその答えがNOであるのなら、何かを見なおしてみて欲しいとは個人的に強く強く思う。

偉そうに言えた立場でもなんでもないが、本当にそう思っている。

僕は仕事に夢を持って挑戦し続けたいし、同時に幸せな家庭に囲まれたい

こんなことを言ってる31歳は子どもなんだろうか。

でもまぁ、男性の皆さん人生楽しみましょう、どうせなら。

 

おわり

 

これ面白そうなので買って読んでみようと思う。

投稿者プロフィール

山田 浩太
山田 浩太つくる合同会社 代表社員
2015年5月につくる合同会社を創業しました。
WEBマーケティングとかダイレクトマーケティングには常にアンテナ張ってるマーケティングオタクです。