個人的には面白いニュースが入ってきました。

なんとヤフーショッピングで、レンタル商品を含むサービス商品の販売が可能になりました!

これは今までのEコマースの市場を変えるかもしれません。

それくらいインパクトがあるニュースだったので、シェアします。

ヤフーショッピングでレンタル販売開始
http://storedoc.ec.yahoo.co.jp/s/shopping/topics/others/others2016/160628-4.html

(※Yahoo!IDでログインしていないと閲覧できないようです)

(6/29追記:Yahoo!の一般のページでも正式にリリース出てました→http://topics.shopping.yahoo.co.jp/ekimu/release_1605/

現在ヤフーショッピングのアクティブユーザーは2,829万人(※2016年6月現在Yahoo!ショッピング公表)となっていますが、転機は2013年に「Eコーマス革命」と銘打ったビジネスモデルの転換でした。

それまで初期費用約20,000円、月額費用25,000円+売上に対してのロイヤリティをとっていたものを、全て無料化。

これにより出店数で楽天に大差をつけられていたところを出店数で猛追しています。

出店数が増える、つまりは商品数が増えることはユーザーにとってはありがたいこと。

楽天の楽天ポイントに対抗してYahoo!はTポイントと提携し、全ストアでTポイントが貯めれる&使えることもあり、近年ではぐんぐんと売上を伸ばしているようです。

なぜレンタル商品販売がニュースなのか

これまでECショッピングモールといえば、商品の販売が中心でした。

参入できるのは商品を取り扱っている企業・店舗が主体。

レンタル商品の市場、今風に言い方を変えればBtoCのシェアリングサービスといえると思うのですが、私は個人的にこのレンタル市場はさらにますます拡大していくと思っています。

Airbnb、UBERなど海外で広がり始めここ数年で日本に普及し始めたシェアリングサービスは多く存在します。

上記に挙げたサービスはCtoC(Consumer to Consumer)つまり個人間の取引を行うサービスではありますが、日本人がより一層レンタル商品やシェアするということに抵抗がなくなってくる時代が来ると思います。

所有から共有の時代

これまでは所有することがステータスでした。

家、車、高級腕時計、骨董品やらetc…

しかし最近ではニュースでも取り上げられるように、若者を中心に所有欲が薄れているようです。

「最近の若者は欲がないから積極性に欠ける、、、」なんていう話はここではおいておいて、共有することに対して抵抗がなくなっている証拠だと思います。

ヤフーショッピングでレンタル可能な商品

話が少しそれましたが、ヤフーショッピングでレンタル販売が可能となるのは下記の商品です。

レンタル販売が可能な商品一覧

ゴルフクラブ 釣具 キャンプ用品 アウトドア用品 スキー用品
スノーボード用品 衣料品 バッグ スーツケース 宝飾等の
アクセサリー
ベビー用品 家具 インテリア用品 コスプレ用品 ※ 手品用品
パーティグッズ 工具 DIY用品 カメラ玩具 絵画
工芸品 楽器 掃除機 空気清浄機 冷暖房器具
季節家電 キッチン家電 美容家電 健康家電 スキャナー
裁断機 プリンター 複合機 パソコン本体 パソコン周辺機器
サプライ ビデオカメラ テレビ オーディオ機器 ブルーレイ
DVDレコーダー ホームシアター 厨房機器 OA機器 オフィス家具
イベント用品 観葉植物 オフィススペース 店舗スペース 会議室
倉庫スペース 駐車場

レンタル以外のサービス系の商品一覧

訪問サービス 庭木の手入れ、害虫駆除、不用品回収、引っ越し、遺品関連、お墓参り代行、料理、洗濯などの家事代行、 エアコン、水回り、キッチン、生活空間などの掃除、ペット関連サービス代行、ベビーシッター、介護代行
設置(カーナビ、カーオーディオ、ETC以外の取り付け)、保証、引取
楽器、電化製品、洋服、時計、ゴルフ用品、おもちゃの修理、スポーツ用品、自転車のメンテナンス
その他サービス代行
リフォーム ふすま、障子、網戸、壁紙の張り替え
クロス、床、建具、断熱などの住宅設備のリフォーム
サービスクーポン
引換券
グルメ、美容・エステサロン、健康・医療・フィットネス、マッサージ・整体、トラベル・レジャー、スクール・講座、ショッピングの割引クーポンや使用権利
イベントへの参加費用、買い切りの通信講座、合宿免許予約、スキル

どうでしょうか。

これを見ているだけでも多岐に渡るビジネスで活用できそうでワクワクしませんか?

レンタル販売・サービス業がこれまで抱えていた課題

レンタル販売やサービス業は基本的にローカルビジネスモデルです。

つまり地域性が必要であり、物理的に営業が可能な地域内でないと商売ができないケースがほとんどだったのです。

なのでこれまでインターネットが普及した現代においても、インターネットに力を入れている企業・店舗の割合は少なく、地道にオフラインでの営業活動を専念する方が効果的だったのです。

しかしヤフーショッピングがプラットフォームとなり、レンタル商品やサービス商品の販売を可能にするということは、商圏を全国に広げることができるようになります。

しかも自社でサイトを構築せずとも、ヤフーショッピング内で、出店手数料や月額費用のリスクを考えることなく、です。

これは街の小さな電気屋さんが家電製品をレンタルして売上を上げることができたり、庭の手入れをしてる庭木屋さんがインターネットで注文をとる可能性が広がるということです。

街の小さなお店にことメリットがありますね。

私はこれまで楽天/ヤフーショッピングのモール系は否定的でしたが、今回のヤフーショッピングの施策は街の小さな店舗や企業に対してとてもメリットがあるので、好感が持てます。

 

私のクライアントでもハウスクリーニング業や、カメラレンタルをしている企業さんがいるので、これは早速提案してみようと思っています。

レンタル販売開始はいつから?

販売登録開始は2016年7月16日(木)〜とのことです。

これまでヤフーショピングで物品販売主体で販売していストアの場合、販売とレンタルの比率がレンタル・サービスの方が50%を上回るようであれば新規出店する必要があるとのことなのでご注意ください。

 

ちなみに弊社ではヤフーショッピングの構築もやっていますので、初めてヤフーショッピングに出店を検討されている方はぜひご相談くださいね(←ちゃっかり宣伝w)

投稿者プロフィール

山田 浩太
山田 浩太つくる合同会社 代表社員
2015年5月につくる合同会社を創業しました。
WEBマーケティングとかダイレクトマーケティングには常にアンテナ張ってるマーケティングオタクです。